柏原センチュリー歯科

Kashiwara Century Dental Clinic

二宮尊徳に学ぶ

江戸時代、600以上の農村を再建した二宮尊徳(幼名 金次郎)

金次郎の銅像が示すこと

かの有名な、二宮金次郎が薪をかつぎ本を読む銅像の姿は、実は「どんなに忙しいときでも本を読みなさい」ということを教えているのではないそうです。 一番大事なのは本を読むことではなく、本よりも重要なのは金次郎が背負っている「薪」に関連します。つまり、薪を背負って働いていること(=勤労)(=実践)こそ大切なのだ、 と彼は説いています。

二宮尊徳は実践主義者でした。確かに本を読むのは物事の道理、原理を知るためには欠かせませんが、得た知識をもとに実践や行動に移さなければ意味がない、ということです。本を読んだだけで行動に移さないのは、 何もしていないのと同じだ、と彼は語り続けました。

そして、金次郎の銅像が語るもう一つの大切なポイントは、彼が立ち止まって本を読んでいるのではなく、一歩前に足を踏み出している、というところにあります。「一歩でいいから、足を前に出すこと」、「どんなときも、 一歩を忘れるな」。莫大な時間と労力を必要とする仕事でも、それは一歩の積み重ねでしか達成されません。彼は実践主義者として、常に小さな行動を継続することの大切さを強調しています。

現実に向き合う

二宮尊徳は、全国的に冷夏が続き、米が収穫できず多くの死者を出した天保の大飢饉の直前、冷夏の到来を予測していました。春に食べたナスが、秋ナスのような味だったことや、 その他にも多くの冷夏到来を暗示する環境変化を的確に察知し、ある農村では田植えが完了した直後にもかかわらず、植えた苗を全て抜くよう指示し、代わりに寒さに強いヒエなどの穀物を育てます。 そして予想どおり冷夏となり、米が育たず当時の農家は全国的に大きな被害を受けました。しかし、尊徳の村では、冷夏に備えて寒さに弱い米の栽培をあきらめ、かわりに冷夏でも育つヒエを豊富に収穫できたため、餓死者を出さずに済みました。

米を作ることにこだわりを持ち過ぎると、上記のような「気温の低い夏」は「害」とみなされ、そこからは冷害という概念が生まれます。しかし、涼しい夏を「活かそう」と考えると、 ヒエや大根などの低温で育つ穀物や野菜を栽培すれば良いわけです。つまり、その土地を最も活かす方法、与えられた環境の中で、最も合理的、効果的かつ効率的に生み出す方法を考えることこそ、 二宮尊徳の考える「共存共栄」の極意と言えます。


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